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一般財団法人 家電製品協会が取り組む「学ぼう!スマートライフ」の推進活動として教員を対象とした「サステナブルな社会をめざす工場見学」を実施!
家電製品協会は、小学校向け教材コンテンツの制作活動の一環として8月23日(金)に環境問題をテーマに小学校教員を対象にした工場見学を実施しました。
当日は、家電製品である冷蔵庫の生産工程の現場(日立グローバルライフソリューションズ株式会社)や回収された家電製品のリサイクルプラント(株式会社関東エコリサイクル)、下水処理の過程で発生するバイオガスや汚泥を有効活用している水処理設備(小山市小山水処理センター)を見学しました。
行政や地域、企業が積極的にサステナブルな社会をめざして取り組む実際の製造現場やリサイクルの実態を見学することで、持続可能な技術や環境配慮の大切さを理解し、教材の活用や今後の授業につなげていくきっかけにしていただければと思います。
当日の様子とともに参加者の感想をレポートします!
(日立グローバルライフソリューションズ)
工場の中を実際に歩いて冷蔵庫の生産工程や働く人たちの様子を見学しました。
・高い理念、強い信念を持つ企業を体験する経験が貴重だった。
・地球のために、研究者が知恵を出し合っている。様々な国や地域の人が、活躍することでみんなでSDGsの目標を達成する一体感を感じ、単なるものづくりだけではない視点を得た。作られて廃棄されるまでのもののストーリーに気づくことができた。
・ラインの働き方なども5年生の学習にぴったりだと思う。どのようにして省エネ家電が生産されているのかがわかる面白い見学だった。
・働いている人の想いを感じた。環境・ウェルビーイングなどがキーワード。工業生産での授業で「生産者の想い」にスポットを当て授業をしたい。
(関東エコリサイクル)
使用済みの家電製品が新たな資源として再生されるプロセスを知ることができました。
・このような工場があると知らなかったので、とてもおもしろかった。リサイクルが難しそうな家電をあの速さでどんどん分解する様子は子どもにとって大変興味深い。
・家電製品の一生のストーリーや歴史、本当のエコとは何か、冷蔵庫でより良い生活を考える。
・家電リサイクル法と費用負担などの点の情報を線で結ぶことができた。
(小山市小山水処理センター)
バイオガス発電など最新設備や、廃棄物を有効活用する技術について見学しました。
・バイオガスによる発電と固形燃料に生まれ変わることの価値に気づいた。
・「下水処理」については、なかなか取り扱わないが、今回、下水処理かつその処理過程で出た汚泥の活用まで見聞きできたので、授業にも活用できそうだと思った。
・行政や企業が、必要性を感じて変化してきていることについて知ることができた。これは、栃木のみならず他の自治体でも実施されていることだと思う。学校の周りをよく見て授業を組み立てたい。
・企業の「つくる責任」を多面的に知ることができた。私たち消費者は「つかう責任」として何ができるだろう。「つくる責任」と「つかう責任」は循環している。
今後、当センターは家電製品協会が進めている小学校向け教材コンテンツの充実にむけて検討、議論を重ねてまいります。
~special thanks~ ご協力感謝申し上げます!
日立グローバルライフソリューションズ株式会社様
株式会社関東エコリサイクル様
小山市様